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TVの深夜放送で知って以来、
DVDもちょこちょこ借りて観ていた
『アグリー・ベティ』。

最近ファイナル・シーズンを借りてきて、
とうとう最終回まで観てしまいました。



 

大学を主席で卒業し、社会問題の記者になりたくて
ニューヨークに来た、エネルギッシュで純情なベティ。
しかしあちこち出版社をまわってやっと採用されたのは
なぜかファッション雑誌。
変で意地悪な人々や、業界の秘密や珍事件が次々と・・・

というお話で、
ベティの奇想天外なコーディネイトも楽しいし、
どことなくフェティッシュなアマンダ
フォークロアのクリスティーナやチープセクシー服のヒルダ
等々 シーズンごとにいろんなお洋服が見られます。

ショーに出た中で一番印象的だったのは
ガラスと有刺鉄線で翼のあるドレスを作った
ハンガリーだかベルギーだかのデザイナー
(もちろん架空の人物なのですが)、
売れるのかよくわからないけどアートとして素敵!
彼の経歴を調べて作品の意味を解き明かすシーンでは
私もベティに恋しちゃいました。

とにかく会話や
キャラクターの個性もめっちゃおもしろくて、
元気をくれるドラマでした。
ふわぁ。映画化とかないのかしら~

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一昨年か去年くらいにNHKでやってた、
人形劇・三銃士のデザイン大好きでした。
私はなんといってもミレディの衣装が一番かわいいと思った
人形だから現実にはありえない体形もつくれるわけで。
劇中でバッキンガム公爵が
「炎のような赤毛で、針金のように細いフランス女」
と評しているだけあって
まさに針金のようなウエストに
黒いゴシックドレスがお似合いでした。

というわけでミレディの衣装好きだし
ミラ・ジョヴォヴィッチも好きなので
観なくちゃー!と、ハリウッド版
「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」
行ってきました。
やっぱり衣装はすてき。
すごい豪華だけど滑稽になってないし。センスいい。
ミラ・ジョヴォヴィッチのミレディはカラフルでした。
役回りはなんだか不二子ちゃんみたいになってる。

あと、意外にメンズ服 冴えてるんですよね。
王様が王冠じゃなくて中折れハットだったり。
新調後のダルタニアンの服はライダースジャケット+革パンツだし。
長髪とあいまってだんだんロック兄ちゃんみたいに見えてきます。
私的に、一番ビビッときたのはポルトスさんの衣装ね。
色気があってカッコよくて。
俳優さんの胸板あってこそだろけど、服自体にもオーラがありましたよ。
屋台のようなところで服を買ってるシーンもあって
服屋のおじさんが「青は勇ましさを引き立てます」とか言うんだけど・・・
なぜ?? 青は聖母の色じゃなかったの?
(でもそのまま納得して買ってた)。

ストーリーは子供向けです。
そう考えると、NHKの人形劇の方は
やけに大人な内容になっていたような気が・・・
色使いやデザインもだし。
どうしてあんなにダークだったのかしら、人形劇。

24f699e2.jpg  
 X-MENファーストジェネレーション観に行きました。

 X-MENシリーズは上映されたら絶対映画館で観る!と決めてます。今までとくにハズレもなかったし。
 これはとくに、食い入るように観ちゃいました。

 だって私もマグニートと同じく、
素顔でいるときのブルースキンで金色の眼のミスティークが大好き!(猫好きな人にはわかると思う!)
なんだか初期作品の頃は肌の質感がもっとヌメッとしてた気がするんだけど、
今回よく見たらわりとドライな感じに作ってあった。
そして彼女が子供の頃からの、大まかな事情が見られるんだけど
意外にフツーの女の子でビックリ。
この人にも「キャー」なんて言ってた時代があったのね・・・
 
ミュータント仲間と結束しようとする一方、「自分はあくまでも政府の味方」と言い、
恋愛対象はあくまでも人間の美女という、ちょっぴりズルいエグゼビア教授・・・・
能力はそのままで外見だけ人間になりたい!と虫のいいことを考えて
ミスティークの肌の色を受け入れてくれないハンク・・・・
そんな、どこか中途半端な男たちから離れて、
ありのままの姿を受け入れてくれるマグニートの所に行ってしまったミスティークの
微妙な状況が描かれてました。
なにかもっと超常的?な事情があると思ってたんだけど、
実は似たようなことって誰にでも起こりそうなリアルなドラマだった・・・
人種問題で散々苦労してきたアメリカならではのキャラクターでもあるのかな


芸術でも生き方でも何でも
社会の価値観と相容れない形で自分らしさを貫くとき
誰でも多かれ少なかれミュータントと化す
そこで「わかる人にだけわかればいい」という姿勢が固定してしまうと、
まったく異なる文化や考え方を持つ人たちと
本当にコミュニケーション不可能になっていたり。
でも最後の方で「ミュータントであることは誇り」と
至極わかりやすく言ってるミスティークを見て、
「あ、そうか。そう言い切っちゃえばいいのか!」と。
そこまで言い切っちゃえば、誰も文句言えないだろうなーというか
逆に、そう言い切れるような自分になってればいいんではないか、と。
すごいカッコイイんだけど
でもこの人、悪女役だったはずなんだけどね?

 

「椿姫」(デュマ・フィス著)は、仏文学の王道「高級娼婦モノ」とでもいうべきジャンルの代表格で、数多くの舞台の原作にもなった。実はけっこう最近読みました。はい。
 
110616_2115~010001.jpg家に眠ってた古い本。新潮社「世界文学全集43」(椿姫:新庄嘉章訳)
このお話は、
お洒落で社交家、パリでセレブ生活を送るマルグリット。生まれは貧しいが、その美貌を武器に、二十歳にして年収10万フランを稼ぐ。病気で長生きできないと悟り、せいぜい楽しもうと夜遊びに精出していたところ、アルマンという若者が接近してきた! 彼は良家の子息で、長身でブロンド、情緒豊かで献身的、真実の愛を捧げてくれる稀有な男。ただし年収わずか7千フラン・・・
マルグリットには当初1~2名の大富豪のパトロンがいるんだけど、金のためなら誰とでも寝るわけではない。相っ当、男を選り好みしています。ストリートで働く娼婦のイメージとはかなり違うので、「この程度で身分違いとかなんとか大騒ぎして」とやや拍子抜け。なにもスラムでノミだらけの女の子を拾ってきたわけじゃなし、病気といっても性病ではなく、肺病と文学的。なかなかの知性の持ち主でもあります。
自分の望む生活水準にはっきりしたヴィジョンを持っているマルグリットは、「年に7~8千フランの金を浪費する」と明言。最初のうちアルマンに「あなたが私を養うことは不可能」「よって私を独占する権利はない」とたびたび釘を刺している。
そんなキャラクターたちの率直さが魅力だったりします。でも現実に直面するたびことごとく浪費や遊びでごまかそうとする軽薄さも持ち合わせていて、あまり好きにはなれない。せっかくダークロマンスを実践するすべての要素がそろっているのに、どうしてイギリス貴族みたいに人里離れた古い屋敷に引っ込んで静寂に浸り、欠けてゆく月を眺めながら詩でも書いていられないのかしら、この人たち?
マルグリットいわく、「貴族なら療養生活もいいけど、あたしが療養なんかしていたらみんなに忘れられてしまう」。私は、同じパリ人でも「孤独の楽しみがわからない連中を嘆かわしいとは言わないが、ただ軽蔑する」と語ったボードレールの気持ちの方がよくわかるのですが。でも舞台でマルグリットを演じた女優をはじめ芸能人たちは、彼女の言葉に大いに共感したのかも。
そんなことをしているうち、どんどん深みにはまりこんでゆく人々。そしてついに、最後の時が・・・。
 
もうひとつ仏産の高級娼婦モノで、ただもっと新しい時代に女性作家が書いた「シェリ」というのがあります。(コレット著。 岩波文庫 工藤庸子訳)
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 私が考える高級娼婦といったらまず「シェリ」なんです。なぜなら人物の人間性が、「シェリ」のレアやマダム・プルーの方がはるかに馴染みやすいから。それにくらべたら「椿姫」の登場人物たちはもっと遠い、エイリアンのような存在です。
主人公レアは50歳、引退した元高級娼婦。パリの一軒家でメイドやコックを雇い、24歳の彼氏は超美形。引退したのにどうしてそんな優雅な生活ができるのかは謎。しかもそれだけの資産を貯めるには大富豪の爺様でもつかまえなくてはなるまいに、不思議なことに、若い男としか寝たことがないなどと豪語してます。現役時代に稼いだ金を元手に「石油株で儲けた」というような話がちらりと出てくるけど、これが収入源なのか??
ともかく人間性はリアルだけど金銭面は曖昧な「シェリ」と反対に、「椿姫」の人々はのっけからしまいまで金策に奔走している。恋の話であると同時に金の話であるといってもいいほど、終始シビアな金銭問題、因習、階級格差の問題がつきまとっています。
 ただ物事には様々な面があるという意味で、「椿姫」をこんなに何度も上演するなら「シェリ」ももっと上演されなきゃフェアじゃない!と思ったりします。気の毒な「椿姫」に涙するのもアリなら、「シェリ」のレアみたいな勝ち組(?)を見て「なにそれ~」とうらやましがるのもアリでしょ。いずれにせよ私には縁遠い世界なのですが・・・。
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 怠惰・・・なんてすてきな言葉なんでしょう~
 現代人が考察する「七つの大罪」シリーズの一冊らしい。全部見てみたいけど、他は「嫉妬」バージョンしか見たことない。

「怠惰を手に入れる方法」
ウェンディ・ワッサースタイン著 屋通子訳 築地書館
 でもってこの本は、すべてのページが「どうだ、どうせなまけるならここまでやってみろ!」という逆転の発想。
そう、なまけるのって、実はすごく難しい。
 やることがいっぱいで気になって、横になっても眠れないとか・・・
 疲れてダラダラしつつも「ホントはあれもこれもやらなきゃいけないのにな~」と頭の中を駆け巡ってしまって、どうしても心底からくつろげない!という人には、ちょっとした薬になりそうな本。
 いつも動き回ってないと落ち着かない小心者には、このくらい大胆な発想の転換が必要なんでしょう、きっと。
過労で倒れて入院した人に、見舞いの品としてあげたらいいかも!(怒られちゃったりして)
 なんだかブラックなのは、人一倍勤勉で野心家だったにもかかわらず、かえって不幸になった人たちのエピソードがこれでもかと載っているところ。
 そうそう。こういうこともあるよね・・・と、世界観の陰陽バランスをとりもどせます。
 
なまけるってイイな~と再確認したところで、
 
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「なまけもののあなたがうまくいく57の法則」本田直之著

こちらは「なまけものはどう生きるべきか」を考える本。
なまけものが物事を継続するための工夫などを、わかりやすくまとめています。
私も取り入れなくちゃいけないアイディアがいっぱいでした
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自己紹介:
果砂璃亜(かさりあ)国という架空の国をテーマにしたお洋服を制作しています。
めざすのはカラフルなゴシック。

好きな監督
ティム・バートン
ジョン・ウォーターズ

好きな音楽
EVANESCENCE
RIHANNA
LADY GAGA

好きな本
SF ホラー
19世紀英国小説とロシア文学
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大学で美術史と油絵を学び
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それからまた服飾の学校
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