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この映画、3Dにする意味がよくわからなかったので2Dで観てしまった。
でもキレーでした。
物語がとくに面白いわけではないんだけど
とにかく絵的に美しかったです。

1930年代のパリ
大きな駅の時計台の内部に
単独住み着いている機械いじりの天才少年
持ち前の才能で修理した、古い自動人形がお友達。

というのも時計屋だった父が他界、
時計台の管理人をしているおじさんに引き取られたものの
おじさん蒸発。
孤児院に入りたくないので
自力で時計のメンテナンスをしておじさんの不在を隠し、
迷宮のような時計台の内部を秘密基地にして
縦横無尽に駆け回る・・・

という、10代の頃に見たら
うらやましさに身悶えただろう夢のような状況。
「孤児」「学校と無縁」「危険な香り」
と、子供の憧れ要素をバッチリ満たすヒューゴ。

もし彼が最後まで大人社会に組み込まれることなく
機械人形とともに(あるいは子供だけの世界に)篭城し続ける、
という展開になっていたらそれは背徳のゴシックロマンス。

しかしヒューゴは特に人嫌いでも反逆児なわけでもなく
意外に社交家で親切。
自由も孤独も重すぎたのか
最後は、再び大人の庇護のもとへと回収されてゆく。
清く正しい良い子ちゃん向けの映画となっております。

そう考えると、一番恵まれてるのは
すでに大人だから補導される心配もなく、給料も保証されてて
発明家でもアーティストでも作家でも、自由自在に副業が可能
そもそもの時計台管理人であるクロードおじさんだったはずなのに。
だらしないアル中おじさんで、しかも飲みすぎて川に落ちて溺死した。
こんなにいい仕事がありながら・・・なんという罰当たりな!







 

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プロフィール
HN:
アリョーシカ
性別:
女性
趣味:
読書、猫
自己紹介:
果砂璃亜(かさりあ)国という架空の国をテーマにしたお洋服を制作しています。
めざすのはカラフルなゴシック。

好きな監督
ティム・バートン
ジョン・ウォーターズ

好きな音楽
EVANESCENCE
RIHANNA
LADY GAGA

好きな本
SF ホラー
19世紀英国小説とロシア文学
生物学

大学で美術史と油絵を学び
しばらく社会人
それからまた服飾の学校
上の写真は専門学校の時の卒業制作です
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